テレワークとは何か…

テレワークとは、「パソコンやネットワークを利用した場所・時間にとらわれない働き方」の事を言います。

テレワークは働く場所によって、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス)、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、などの3種類に分けられています。

●サテライトオフィス勤務

勤務先以外のオフィススペースでパソコンなどを利用した働き方です。サテライトオフィスとは、本社や支社ではない小規模オフィスや、遠隔勤務用の施設のことを指します。勤務者がサテライトオフィスでも本社や支社と同様に働けるよう、通信環境が整備されているのが一般的です。会社自らサテライトオフィスを作るところもあれば、「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」などを利用する場合もあります。

注意しなければいけないのは、シェアオフィスやコワーキングスペースを利用するとき、外部の人との共同スペースになるので画面を直接見られることによる情報漏洩や、電話での会社との連絡や顧客先との商談内容を聞かれたりしないようにすることや、パソコン、タブレット、携帯の紛失に気を付けなければいけません。

サテライトオフィスを設置する場合も、簡単に設置することが出来るわけではないので在宅勤務やモバイルワークと比べると導入のハードルはやや高めです。

●在宅勤務

会社に出勤せず、主にパソコンや電話などのIT機器を利用して、自宅からインターネットを使いコミュニケーションを取りながら仕事をする働き方です。

自宅で仕事が出来るので通勤時間や移動時間を削減することが出来るため、交通費などのコストを削減できるうえ、従業員の疲労やストレスの軽減にも繋がります。さらに、自宅での介護、家事、育児などとの両立が出来るため、経験豊富な人材を失う事がなく、雇用の幅が広がる為良質な人材を確保することが出来ます。

一方、プライベートとの線引きが曖昧になってしまい、家事の合間に仕事をしていた結果夜遅くまで仕事をしてしまうという事も起こり得ます。更に、プライベートが曖昧になるという事はその分勤怠管理も曖昧になってしまいます。比較的低コストで始められる在宅勤務ですが、同時に自宅からの勤怠管理も行わなければいけないので少なからずコストはかかってしまいます。

●モバイルワーク

移動中やカフェなどで、パソコンや携帯電話を使い商談をしたり、外出先から社内のデータにアクセスする働き方です。在宅勤務やサテライトオフィス勤務との違いは、働く場所が固定されていないという事です。主に営業職の方などに適した働き方といえます。

モバイルワークは時間や場所にとらわれない自由な働き方です。顧客先への移動時間や、仕事の隙間時間にパソコンなどを使い、帰社せずにお問い合せの対応や資料を送ったり迅速な対応をすることが出来ます。そのため、無駄な時間を省きコスト削減にもつながります。

モバイルワークにはさまざまな種類があり例えば、外出先から社内のデータにアクセスする場合社内のセキュリティ対策ももちろんそうですが、外からアクセスする端末の方にもセキュリティ対策を行い、外の端末と社内のパソコンをつなぐ回線も注意しなければなりません。更に、場合によっては在宅勤務同様、上司や同僚の目が届かない場所で仕事を行う事になるのでやはりこちらも、勤怠管理が重要となってきます。

リモートデスクトップ

●リモートデスクトップとは、自宅やカフェ、移動先などの会社の外にいる環境から、会社のパソコンを遠隔操作する方法です。普段会社のパソコンで行っている、専用ソフトを使った作業や経理仕事などもリモートデスクトップを使うことにより、簡単に会社外からアクセスする事が出来ます。

●会社の経理や社外秘などを扱う場合は、専用回線を使用し、他のひとが入り込めないようにするセキュリティ対策もある為、安心してリモートデスクトップを使用することが出来ます。